スラムダンクに登場する魅力的なライバルたち。
その中でも序盤から湘北高校を苦しめた陵南高校の2年生「仙道 彰」は名言や活躍も多く、印象に残る強敵としてファンの間でも人気を集めています。
本記事では、仙道の名言をまとめて解説します。
名作スポーツ漫画を名作たらしめた強敵の名台詞、ぜひ覗いてみてください。
仙道彰の名言①「まだあわてるような時間じゃない」
最初にご紹介する仙道の名言は「まだあわてるような時間じゃない」です。
仙道の名言として、まずこの台詞を思い浮かべる方も多いでしょう。
この台詞はインターハイ予選、湘北高校戦でのこと。
湘北ペースに進む試合展開で、時間もなく追い込まれた陵南選手を落ち着かせるためにこの台詞が出ました。
オールダウンダーとしてチーム全体を見てプレーする仙道。
悪い雰囲気にチームを呑ませない、冷静にゲームをメイクする仙道の才能が垣間見えます。
チームのムードも操作し、かつ実力も県内トップクラス。
仙道という存在の大きさを感じさせる名言&ワンシーンでした。
仙道彰の名言②「やめさせるわけねーさ」
続いて紹介する仙道の名言。
こちらはスラムダンクファンでもいつの台詞か、ピンと来ない方がいるかもしれません。
こちらの台詞、湘北高校との最初の練習試合で飛び出した名言です。
陵南の監督・田岡は粗暴な桜木花道を指し、湘北高校の監督である安西先生にバスケ部を辞めさせるように薦めます。
しかしこれを聞いていた仙道は「やめさせるわけねぇさ」の一言。
実は仙道、この時点で桜木花道の圧倒的な潜在能力に気付いていたようです。
まだプレーも見ておらず知り合ってから数分しか経ってないのにこの分析。
何を見て判断したのかは定かではありませんが、序盤から桜木に期待していたと思われるシーンです。
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仙道彰の名言③「オレを倒すつもりなら…死ぬほど練習してこい!!」
続いての名言として、「オレを倒すつもりなら… 死ぬほど練習してこい!!」をご紹介します。
こちらは仙道が練習試合後、桜木に対して言った言葉です。
練習試合では実力差で圧倒した仙道ですが、前述の通り桜木の能力には気付いていたようで、桜木にひたすら努力しろとはっぱをかけました。
そしてその後インターハイ予選では、明らかに成長した桜木に「死ぬほどやってきたってわけか」と心の中で思います。
その成長をどこか嬉しそうにしていましたね。
仙道彰の名言④「全国への道はなかなかに厳しい...」
仙道の名言4つ目は、インターハイ予選で強敵である海南大附属と戦っている際に発した言葉です。
どちらが勝ってもおかしくない死闘を繰り広げていた陵南VS海南ですが、チームの主力である魚住が退場してしまい、支柱を失ってしまいます。
全国レベルの相手となると簡単には勝たせてもらえません。
陵南は優れたチームですが、それでもインターハイ出場を勝ち取るのは困難。
その壁の高さを感じさせる名言です。
仙道彰の名言⑤「オレがこれからはもうぜったい抜かせない 足をつかんでもな」
仙道の名言5つ目は、同じく海南戦での名台詞です。
神奈川最強のガードである牧。
その牧とマッチアップした際、「泥臭いプレーになっても止める」と牧に対して宣言した台詞です。
作中で圧倒的な実力を見せていた仙道ですが、いかに天才でも牧を止めるのは一筋縄ではいきません。
(実際にこの後も止めれませんでした)
牧という存在の大きさ、仙道の勝利への執念。
油断も慢心も一切ない全力のプレーを思わせる仙道の印象的な名言です。
仙道彰の名言⑥「北沢……」
仙道の名言というよりは人名ですが、迷言とも言うべき言葉です。
インターハイの前、流川に「お前より強いやつはいるのか?」と聞かれた際に出た選手名が「北沢」でした。
中学時代に全国で名を馳せた仙道。
その時に勝てなかった選手名を思い出したはずでしたが……。
これは現・山王工業の「沢北」のことでした。
単純に名前を間違えて覚えていたようで、「沢北じゃねーか!」と、沢北と戦っている最中の流川にツッコまれます。
普段はのんびりと、ぼーっとしている仙道。
誤りではありましたが、仙道という人物のイメージ通りとも言える天然ミスとして、ファンの中でも印象的に刻まれた名言(迷言)です。
仙道彰の名言⑦「お前はその才能を生かしきれてねえ」
最後にご紹介する仙道の名言は、インターハイ前に流川に対して言った台詞です。
流川に1on1を挑まれた仙道ですが、流川に対して「お前は1on1も試合もプレーが同じだな」と発言します。
1on1ではめっぽう強い流川ですが、それはあくまで1on1。
5on5の試合とは異なりチームがいる前提のプレーをしなければなりません。
さらに「試合ならお前は止められる」とまで言います。
チームで戦っているのにスタンドプレーの傾向がある流川。
そんな流川への厳しい助言として出た言葉が「お前はその才能を生かしきれてねえ」でした。
このことがきっかけで「チームで勝つためのプレー」を覚えた流川。
山王工業戦では「パスを出せる人間」に成長し、1on1以外の手数に加えました。
桜木・流川ともに、仙道にとってはライバルでありながら、その成長を楽しみにしている人物とも見えます。
流川を覚醒へ導いた、仙道の印象的な名言です。
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