スラムダンクファン選ぶ隠れた名シーン・迷シーンまとめ

スラムダンクファン選ぶ隠れた名シーン・迷シーンまとめ

漫画・スラムダンクの本当の名シーン、名場面をご紹介!

漫画スラムダンクをより深ぼって、一見地味ながらもその後のストーリーに影響を与えた名場面など、スラダン好きが厳選する「隠れた名シーン」を解説付きで振り返ってみましょう!

漫画・スラムダンクは名シーンの連続

「スラムダンク」は数あるバスケ漫画の中でも不朽の名作、多くの「バスケットマン」にとってバイブルのような存在となっている全漫画界を代表する作品の一つです。

スラムダンクが連載されていたのは90年代の少年ジャンプ黄金期。

数ある作品の中でもトップクラスの人気を誇るスラムダンクですが、名作となる所以の一つに「数ある名シーン」が挙げられます。

主人公・桜木花道の成長、ライバルとの激闘、胸が熱くなるような感動のシーン、読みながら思わず手に汗握るような攻防……特に最終回の「桜木と流川のタッチ」などあまりの熱さに思わず涙した方は多いかもしれません。

しかし、今回紹介するのは有名シーンとは一風変わった隠れた名シーン。

時に物語に、時に読者にすら影響を与えるシーンとはなんでしょうか?

シュート練習をする桜木花道

スラムダンクの主人公・桜木花道は高校生離れした身体能力を持つバスケット初心者です。

事実、物語終盤まで雑なプレーが目立ったり、序盤から中盤にかけて不安要素の方が多いキャラクターでした。

そんな桜木花道の名シーンは、インターハイ直前の「シュート練習」です。

桜木花道はこれまでミドルシュートが打てませんでしたが、インターハイ前に2万本という凄まじい数のシュート練習を短期間にやり遂げ、ついにミドルシュートを会得しました。

バスケットに触れた期間が短く経験が少ない故に、会得したからと安定したプレーはできないものの、圧倒的な身体能力にバスケットのスキルが掛け合わさった瞬間でした。

その後も安定感のなさから「素人みたいなヤツ」と蔑まれることはありましたが、後に山王工業ですら恐れる存在へと更に進化していくことになります。

自身を「天才」と称する桜木花道。

これは間違いではなく、「努力の天才」とわかった名シーンでもあります。

今後の活躍も期待させる、物語の転換点となる名場面と言えるでしょう。

⇒スラムダンク桜木花道のバッシュをご紹介!あの超有名選手も愛用?

山王戦 「あの頃を超えているよ」のシーン

主役である湘北高校の3年生に、三井寿というキャラがいます。

中学時代は県下最高のプレイヤーでしたが、進学後はグレてしまいバスケ部を潰すために動きます。

しかし三井が崇拝するバスケ部の監督、安西先生を前にするとバスケ部復帰を懇願。

「安西先生、バスケがしたいです。」のセリフを知らない方はいないでしょう。

⇒スラムダンク安西先生の名言まとめ

その後は3Pシューターとして、湘北高校の兄貴分として大活躍!中学MVPという肩書きの通り安定感ある働きをしますが、2年のブランクがあって体力が少ないという弱点が露見しました。

ところどころ、中学時代の自分と比べるシーンや、体力切れでバスケから離れた2年間を後悔するシーンなど、中学時代の自分を羨むようなシーンが目立ちます。

しかしインターハイの山王工業戦、安西先生から三井に放たれた言葉があります。

「今の君はもう十分、あの頃を越えているよ」

「自分は中学時代が一番上手かった」という過去の栄光を呪いのように羨んでいた三井ですが、実はすでにその頃の自分を越えていました。

山王工業戦のその後も体力の限界に達し、意識もなく気力でプレイしつつも結果を残す激熱の活躍シーンが続きます。

登場時から事あるごとにずーっと気にしていた「過去の栄光」から解き放たれた場面。

まさに「三井寿」というキャラが作品を通してどれだけ成長したかわかる激熱の名シーンです。

⇒スラムダンク三井寿の名言まとめ!マニアックな台詞にも注目?

木暮の引退を思う花道

スラムダンクは「脇役にすら活躍場面が多い」漫画として知られています。

もはや脇役もキーパーソンにすらなりえる、スラムダンクが人気な理由の一つです。

さてスラムダンクの名脇役として、主人公を擁する湘北高校の3年生に「木暮 公延(通称:メガネ君)」がいます。

⇒スラムダンク人気キャラ8人の特徴や活躍を解説

木暮はキャプテンの赤木、前述した三井と同期のバスケ部員。

湘北はメンバーが尖りすぎている一方、木暮は目立たずも堅実なプレイでチームを支えるメンバーとして描かれています。

そんな木暮ですが名シーンがいくつもあり、特に県予選の最終戦、魚住や仙道が率いる「陵南高校戦」が顕著でしょう。

⇒スラムダンク仙道彰の名言まとめ|作中最強キャラの名台詞とは?

陵南高校は攻防いずれも優れた好チームで苦戦は避けられません。

おまけに陵南の監督である田岡は湘北の弱点を見抜いており、その一つとして「選手層が薄い=控え選手が心細い」を挙げていました。

尖りすぎたスタメンが強烈な湘北ですが、木暮含むベンチメンバーとの戦力差は歴然。

スタメン選手を消耗すれば、後続は一気に戦力ダウンする、と踏んでいたのです。

試合でも湘北は消耗、ダウンした三井に代わり木暮が出場します。

場面変わって試合前日、桜木花道は木暮に「負ければ明日が高校最後の試合だ」と言っていました。

桜木花道はこの木暮の出場に対して思うところがあったようで、パスを出して花を添えようとしたりなど(単純に流川にパスをしたくなかったのかも?)のプレイをしました。

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普段は粗暴で先輩にもあだ名呼びのタメ口という桜木花道ですが、仲間思いで先輩に対しては敬意を持っている一面が垣間見えます。

そして木暮の3Pシュートは得点に繋がり、田岡監督も「侮っていた」と考えを改め、ついには勝利してインターハイ出場を決めます。

試合終了後の木暮に桜木は「引退が伸びたな」の一言。

3年間このために努力してきた木暮に感情移入すると思わずジーンときます。

主役級が活躍する試合で、名脇役で終わるかに思われた木暮が予想外の活躍をしたスラムダンク屈指の名場面です。

スラムダンクには印象的な迷シーンもある

スラムダンクには心が震えるような名シーンがある一方、思わずツッコミたくなるような迷シーンも複数存在します。

至って真面目な場面なのに笑ってしまうような台詞や、よく見ると気が抜けてしまうようなシーンまで。

スラムダンク好きが選んだ迷シーン・迷場面もぜひ覗いてみてください!

パスが貰えない池上

この事件は物語の序盤、湘北高校と陵南高校の練習試合で発生しました。

陵南の「点取り屋」として既に知られていた2年生エース・仙道ですが、物語開始時点では一転してパスを中心としたプレイスタイルに変えていました。

もちろん湘北は仙道を警戒してシュートを止めようと試みますが、実際には仙道はシュートせず湘北は不意を突かれた形となります。

しかし、不意を突かれたのは湘北だけではありませんでした。

陵南のスタメンである3年の池上。

他の選手と同じく自分もパスを貰えると受け取る姿勢を見せます。

しかし、今度はパスが出ずに池上は「えっ?」って顔で呆気に取られることとなりました。

仙道の警戒相手を絞らせない頭脳プレイではありましたが、パスが貰えずちょっと情けない体制になってしまった池上。

後輩の仙道にいじめられているわけではありませんが、ちょっとクスッとしてしまうワンシーンです。

名前を間違われた沢北

スラムダンクでも名場面ラッシュとなった、王者・山王工業と湘北高校の一戦。

渡米を夢見る湘北のエース流川ですが、安西先生に「まず日本一の高校生になれ」と言われた後は「最強」と言われる相手エース攻略に燃えます。

その流川は山王工業戦で、日本一のエースと対峙することになりました。

その名は「沢北」。

2年生ですが、インターハイ後には渡米する予定まである選手です。

最強に拘る流川ですがインターハイ前、作中最強クラスのエースで中学時代全国大会に出場した仙道に、「中学時代で勝てなかったやつはいるか?」と聞くと、仙道は「北沢」と答えました。

おそらく沢北のことだとは思われますが、勝てなかった相手なのに堂々と間違われています。

一見して笑いのシーンではないのに、超真剣な顔で天然っぷりを発揮する仙道。

あまりの落差で印象に残った方も多いのではないでしょうか?

対戦相手が悪すぎる角田

こちらは迷シーンというより、名脇役の迷場面集となります。

湘北高校のベンチメンバーで、2年生の脇役三人衆の1人である「角田」。

公式戦でも活躍した安田と並んで、よく試合に出場する控え選手でもあります。

しかし安田と比べるとその活躍場面は少なく、しかも対戦相手が悪すぎて良い点がまったく出てこないという不遇のキャラクターです。

まず角田の活躍場面は、練習時1年生対上級生の公式戦。

相手は1年生エースとして、全国レベルでも通用するアタッカーの流川が相手です。

流川の凄さを引き立てるためだけに惨敗してしまいます。

その後はしばらく出場場面がなく、翔陽戦で1コマだけ試合に出ている描写がありましたが詳細はわかりません。

続いての登場はインターハイ前の紅白戦で、実戦経験を得て圧倒的な身体能力とスキルを武器に覚醒した桜木花道が相手となります。

その実力差は歴然で、赤木にまで「もはや角田では手に負えない」と言われました。

その後、なんとインターハイ2回戦で試合に出場。

しかしそのマーク相手は山王工業のリバウンダー、野辺(別称:ポール)でした。

桜木花道と互角に渡り合う選手で、またもや相手が悪すぎます。

角田ではまともに応戦できず、即桜木に交代しました。

出場機会はあったもののイマイチ活躍に恵まれない名脇役。

ただしスラムダンクのファンの間でも「いつも相手が悪すぎるキャラ」として愛されています。

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