バスケ漫画の名作として現在まで絶大な人気を誇る「スラムダンク」。
作者の井上雄彦先生は高校時代からバスケットに精通しており、作中で活躍するキャラたちのバスケットシューズ(以下バッシュ)は実在していたり、モデルが存在するなど随所に拘りが見受けられます。
中には歴史に残るバッシュや、バスケット選手なら誰でも知っているバッシュ、作者オリジナルのバッシュなども存在。
以下では人気キャラのバッシュについてまとめているので、ぜひ覗いてみてください。
スラムダンク人気キャラのバッシュ①桜木花道
作品の顔とも言える主人公、桜木花道。
花道の着用バッシュは「ナイキ エア・ジョーダン6」と「ナイキ エア・ジョーダン1」で、作中ではそれぞれ購入するシーンがあるなど度々登場しています。
「ナイキ エアジョーダン」はバスケットの神様、「マイケル・ジョーダン」が実際に使用していたバッシュのシリーズです。
スラムダンクが連載していた当時すでに世界的規模で人気が高く、作品内でも「10万円以上の価値がある」とされたバッシュでした。
(花道はこれを僅か30円で購入していますが)
物語後半からエアジョーダン1に履き替えますが、こちらは赤と黒のカラーリングが実に印象的。
同じバッシュでバスケがしたい、と思った方も多いのではないでしょうか。
⇒【スラムダンク】桜木花道のバッシュをご紹介!あの超有名選手も愛用?
スラムダンク人気キャラのバッシュ②赤木剛憲
赤木剛憲(ゴリ)は主人公チーム、湘北の主将にして大黒柱です。
力だけなら花道以上というパワフルなプレイスタイルが魅力な人気キャラクターですが、そんなゴリが愛用したバッシュは「コンバース プロ コンクエスト ハイ」です。
当時の最新技術が詰め込まれた、ハイスペックのバッシュとなります。
バッシュに限らず、スポーツ用のシューズと言えば軽いものというイメージがあります。
ゴリのコンバースは重量級であり、ゴリのようにどっしりしているのが特徴と言えるでしょう。
スラムダンク人気キャラのバッシュ③流川楓
続いては花道と同じ1年生にして湘北のエース、流川楓の愛用バッシュをご紹介します。
作中きっての点取り屋で、圧倒的な技術力で終始大活躍したキャラ。
そんな流川楓の愛用バッシュは「ナイキ エアジョーダン5」です。
ナンバリングは異なりますが、花道と同じエアジョーダンを使用しています。
流川のプレイスタイルは「マイケル・ジョーダン」そのものであり、愛用バッシュがジョーダンの愛用した「エアジョーダン」なのも頷けるでしょう。
エアジョーダン5は現在も度々復刻されており、未だにNBA選手も愛用する超人気バッシュ。
復刻した際は必ず手に入れたいところです。
スラムダンク人気キャラのバッシュ④宮城リョータ
宮城リョータは湘北のレギュラーで唯一2年生の選手であり、湘北の切り込み隊長と呼ばれるほど作中屈指のスピードでゲームメイクするポイントガードです。
宮城リョータの愛用したバッシュは「コンバース アクセラレーター」で、NBAでもレジェンド級のポイントガードだった「マジック・ジョンソン」が使用していたことでも知られます。
作中で「ナンバーワンガードになる」と誓っていた、宮城らしいチョイスとも言えるでしょう。
なお宮城が愛用した「コンバースアクセラレータ」のモデルは現在では入手困難なシューズの1つとなっています。
⇒【スラムダンク】宮城リョータのバッシュを解説!同じカラーの入手は可能?
スラムダンク人気キャラのバッシュ⑤三井寿
スラムダンク屈指の人気キャラ、三井が着用しているバッシュをご紹介します。
三井寿は湘北高校の3年生で、バスケ部内で主人公並にストーリーが多いキャラとしても知られています。
そんな三井が着用したバッシュは、なんと湘北最多の3種類。
1つは「アシックス ゲルエキスパートLX-L」、2つめは「アシックス ジャパン L」。
ジャパンLは1980年代初頭に販売され、多くの日本人が愛用したシューズ。
実際に愛用された方も多いのではないでしょうか?
そして3つ目は「アシックス HI TIME」。
なんとこのバッシュ、アシックスと作者の井上先生が共同開発されたバッシュで、1995年のグッドデザイン賞にも輝きました。
まさか原作者の開発したバッシュを、主人公ではなく三井が愛用しているとは……。
⇒【スラムダンク】三井寿の名言まとめ!マニアックな台詞にも注目?
スラムダンク人気キャラのバッシュ⑥牧紳一
続いてはライバルチームの人気キャラが愛用したバッシュをご紹介します。
神奈川県内で王者として湘北に立ち塞がった海南大附属、牧はその主将にして県下最強のポイントガードだったキャラです。
そんな作中屈指のキャラが愛用していたのは「リーボック ポンプ D-タイム」です。
ポンプシステムが導入されており、シュータン部分に空気を入れてフィット感を高めるという機能があります。
ほか、牧は「リーボック インティミデーター」や「シャック1」を履いている時があり、リーボック製のバッシュを複数愛用しているのかもしれません。
スラムダンク人気キャラのバッシュ⑦仙道彰
湘北のライバルで、インターハイ出場のために越えなければならない壁として立ち塞がった陵南高校。
仙道はこの陵南のエースとして、幾度も湘北を苦しめた名キャラです。
登場時点で天才として評価されていた仙道ですが、愛用していたバッシュは「コンバース スター コンクエスト」。
NBAのレジェンド選手である、「ラリー・バード」のモデルが販売されて注目を浴びたバッシュです。
ラリーモデルで人気が出ましたが、実はマイナーなバッシュであるコンクエスト。
何を考えているのかいまいち掴めない仙道ですが、実は玄人向けのバッシュを好んでいたのかもしれませんね。
⇒【スラムダンク】仙道彰の名言まとめ|作中最強キャラの名台詞とは?
スラムダンク人気キャラのバッシュ⑧魚住純
魚住は上記の仙道と同じく陵南高校の選手で、湘北のライバルにして立ち塞がる強敵です。
身長2メートル越えという作中でも屈指のデカい選手であり、赤木とはライバル関係にあります。
そんな魚住が着用したバッシュは「アシックス ファブレ ゲルエキスパート」です。
特徴としてTゲルという衝撃吸収力に優れたインソールが入っており、バスケに限らずさまざまなスポーツに適したシューズとも言えるでしょう。
スラムダンク人気キャラのバッシュ⑨藤真健司
続いては神奈川ナンバー2の実力と言われ、昨年はインターハイにも出場。
優勝候補として湘北を苦しめた翔陽高校のエース藤真のバッシュをご紹介します。
藤真の着用したバッシュは「アシックス ファブレ ゲルフォーム」です。
上記の魚住と同じアシックスのバッシュで、シリーズ違いとなります。
スラムダンクが連載していたのは90年代で、キャラたちのバッシュはこの時代の最新のバッシュが多めです。
藤真のゲルフォームもまた、80年代から90年代にかけて多く着用されたバッシュとなっています。
スラムダンクコラボバッシュ
ここまでは人気キャラたちの着用したバッシュを紹介しましたが、少し変わってスラムダンクとナイキがコラボしたバッシュをご紹介します。
その名も「ナイキ エアジョーダン6 レトロ スラムダンク」です。
上記の桜木花道のバッシュでも紹介した、エアジョーダン6のスラムダンクコラボバージョン。
赤を基調としており、アッパー部分をよく見ると作中のコマが切り抜かれて描かれています。
伝説的な人気を誇るバッシュながら主人公が着用し、より特別な扱いであるエアジョーダン6。
スラムダンクの名を冠するに相応しいコラボバッシュと言えるでしょう。
コラボバッシュは他にもあり、「ナイキ ジョーダン スーパーフライ 3X スラムダンク」も注目です。
スーパーフライシリーズの3作目であるバッシュですが、こちらも同じようにアッパー部分にスラムダンクの一コマが描かれています。
いずれもスラムダンクファンなら手に入れたい一品です。